最終更新日
この記事で分かること
-
Aximmetry®でXYN™で生成したコンテンツを活用するための基本構成
-
2つの利用方法(Native Renderer / Sony XYN Spatial Renderer Plugin)の違い
-
各方式での接続手順と設定の要点
概要
XYN 空間キャプチャーソリューションで生成した高精細な3DCGアセットは、Aximmetryと組み合わせることで、バーチャルプロダクションやインカメラVFX(ICVFX)、XR演出のワークフローにシームレスに取り込むことができます。
本ページでは、Aximmetry環境でXYNコンテンツを利用するための2つの方式と、それぞれの接続方法・プラグイン設定を紹介します。
Aximmetry(アクシメトリー)とは
Aximmetryは独自のネイティブレンダリングエンジンを中核とする、バーチャルプロダクションおよび放送向けのリアルタイム合成・レンダリング用プロダクションプラットフォームです。
Unreal Engineと組み合わせて使用することもでき、その場合はUnreal Engineでシーンをレンダリングし、Aximmetryでキーイング、合成、ライブオーバーレイを処理することができます。
本番中のシステムの安定性と信頼性を維持しながら、制作チームが撮影現場で柔軟にビジュアルを制作できる環境を提供します。
Aximmetryと組み合わせて使う
対応Aximmetryバージョン
-
Native Rendererで利用する:
-
2026.4.0
-
-
Sony XYN Spatial Renderer Plugin1.1.0で利用する:
-
2024.3.0-2025.1.0(対応UEバージョン:5.4.3)(Live Syncモードのみ)
-
2025.2.0(対応UEバージョン:5.5.4)
-
2025.3.0-2026.2.0(対応UEバージョン:5.6.1)
-
2026.3.1(対応UEバージョン:5.7.4)
-
接続方法
AximmetryでXYNコンテンツを利用する方法は、表現したい映像クオリティやワークフローに応じて次の2通りがあります。
- Native Renderer:手軽さ重視・標準機能で完結させたい方
- Sony XYN Spatial Renderer Plugin:画質や空間キャプチャーデータの再現性を極限まで高めたい方
手軽さ重視・標準機能で完結させたい場合はNative Rendererを、画質や空間キャプチャーデータの再現性を極限まで高めたい場合はSony XYN Spatial Renderer Pluginをお選びください。
Native Rendererで利用する
Aximmetry標準のレンダリングエンジンを使用する、シンプルで扱いやすい接続方法です。
Aximmetryの設定方法や具体的な使い方は、Aximmetry Knowledge Baseでご確認ください。
Sony XYN Spatial Renderer Pluginで利用する
XYN独自のレンダリング技術(XYN Spatial Renderer Plugin)を外部レンダラーとしてAximmetryに統合し、空間キャプチャーデータの魅力を最大限に引き出すハイエンドな接続方法です。
【接続の全体像】Aximmetryからトラッキングデータを送り、XYN Spatial Renderer Pluginから映像をAximmetryへ戻すことで、高品質な空間キャプチャーデータをリアルタイム合成映像に反映できます。
XYNプラグインの使い方:XYN サポートページでご確認ください。
Aximmetry側の外部レンダラー設定:Aximmetry Knowledge Baseでご確認ください。
連携のメリット
制作データを運用環境へ接続できる
XYN 空間キャプチャーソリューションによる、効率的な現実空間の3DCGアセット化によって、XRやバーチャルプロダクションで必要となる背景コンテンツの制作負荷を軽減します。従来は3Dモデリングやテクスチャ制作などに多くの時間とコストを要していた空間コンテンツの制作を、実在するロケーションのキャプチャーによって迅速にアセット化できるため、コンテンツ制作の効率化と制作スピードの向上に貢献します。さらにAximmetryと組み合わせることで、制作したアセットをリアルタイム合成環境へスムーズに取り込みやすくなり、現場運用までを見据えたワークフローを構築できます。
リアルロケーションコンテンツを活用できる
現実の都市空間や建築物、屋内環境などを背景アセットとして取り込めるため、放送向けグリーンバック運用で利用できる背景コンテンツのバリエーションが広がります。従来は制作コストの制約で用意できなかったような多様な空間表現を、より手軽に番組演出へ取り入れることが可能になります。
様々なバーチャルプロダクション運用に組み込める
XYN 空間キャプチャーソリューションとAximmetryを組み合わせることで、グリーンバック収録、LEDウォールを用いた撮影、AR(拡張現実)演出など、放送制作のさまざまな現場でリアルタイム合成や映像運用を行うことができます。これにより、XYNで生成したアセットを、それぞれのバーチャルプロダクションワークフローへシームレスに組み込むことが可能になります。