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SRDのプラグイン開発用のソースコードをオープンソース化しました

 

#中上級者向け #github #DCCツール #Blender #3DCG制作

空間再現ディスプレイのプラグインを開発する

空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)は、メガネやヘッドセットなどを使用せずに裸眼で高精細な3DCG映像を視覚化できるディスプレイです。プラグインをインストールすることで、3Dデータを空間再現ディスプレイで立体視することが可能となり、モデリングの造形やモーショングラフィックスのアニメーションの確認を高精度に行うことができます。これにより、3DCG制作過程の効率化と品質向上が期待できます。今回Blender用のプラグインをオープンソース化しました。この公開されたソースを使うことで ご自身でも機能をカスタムしたり、実装することが可能になっています。

Blenderプラグインとは

blender_plugin

Note

プラグインのダウンロードは以下のリンクから可能です。
空間再現ディスプレイ Plugin for Preview(BL)

BlenderプラグインのOSSプロジェクトに参加する

Blenderは高い自由度を持ち、多様な利用方法が可能です。そのため、「もっとこうしたい」「こういう機能が欲しい」という要望が出てくることもあるでしょう。そのようなニーズに応えるため、BlenderのプラグインはGitHub上でOSSプロジェクトとして公開されており、開発者が自由にカスタマイズできるようになっています。

 

Note

ソースコードの閲覧やダウンロードは、登録なしで誰でも可能です。以下のリンクから、GitHub上のBlenderプラグインのソースコードを確認できます:
https://github.com/sony/SR-Display-Plugin-Preview-BL

OSSプロジェクトに参加するメリット

ソースコードを修正した後は、パッチファイルを実行することで自動的にzipファイルにまとめるスクリプトが用意されています。これにより、Blenderアプリのアドオンからプラグインを簡単にインストールし、有効化することができます。プラグインの試用には1分もかかりません。

GitHubアカウントをお持ちの方は、自分の変更をコントリビュートすることができます。あなたが開発した機能が公式のプラグインに取り込まれる可能性があります。ソースコードの変更をコントリビュートすることが難しいと感じる方でも、GitHub上で意見を投稿したり、バグを報告したり、機能改善を要求したりすることができます。 OSSプロジェクトへのコミットは、世界中のどこでもエンジニアとしての実力を証明する手段となります。

ぜひOSSプロジェクトに参加してみませんか。

 

Q&A

Q. 空間再現ディスプレイを所有していないとOSSプロジェクトに貢献できないですか?
A. 必ずしも空間再現ディスプレイを所有している必要はありません。空間再現ディスプレイに興味があれば意見の投稿やドキュメントの修正なども歓迎です。今後、空間再現ディスプレイを所有していなくてもプラグインの動作を試せるTipsを公開予定です。

Q. 具体的なプラグインの修正方法が分からないですが、どうすればいいですか?
A. プラグインに簡単な機能を追加するTipsを公開予定です。まずは、空間再現ディスプレイViewer/空間再現ディスプレイViewer.pyから読み進めてみてください。

Q. Blender以外にもOSSプロジェクトにする予定はありますか?
A. お客様からの要望によって検討したいと考えています。

Q. 具体的なコントリビューションの方法を教えてください。
A. GitHub上のCONTRIBUTING.mdファイルを参照してください。

Q. Blender以外の3D制作のツールのプラグインも相談できますか?
A. Blender以外のプラグインの相談も歓迎です。ぜひお問い合わせください。

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