Kluge Interactive(以下Kluge)は、自社開発のVRゲーム”Final Fury”において、ゲーム内のチュートリアル作成にmocopi プロフェッショナルモードを活用しています。

チャレンジ
全身を使ったジェスチャー入力と音楽で人気を博したVRリズムゲーム「Synth Riders VR」を開発したKlugeは、XRでの直感的な動きをベースにしたゲームの開発で高い評価を得ています。ヘッドマウントディスプレイや高度なボディ・トラッキングの普及が広がる中、Kluge は没入感のある環境でプレイヤーが自然な動きを実現できるよう、操作方法や身体ジェスチャーの教え方を模索していました。
KlugeのUI/UXチームは、ジェスチャーを使ったチュートリアルコンテンツを量産しています。そこで、全身を使ったジェスチャーのチュートリアルを、分かりやすく、説得力のあるものにする必要がありました。通常は、アニメーターやモーションキャプチャーの専門家が時間をかけて行う作業をUI/UXデザイナーでも速くて確実な方法でできるようにする必要がありました。
そこでKlugeのUI/UXチームは、「mocopi プロフェッショナルモード」と「XYN Motion Studio」を活用し、モーションキャプチャーを日々の作業に簡単に組み込めるようにしました。「mocopi®」 でモーションを収録し、「XYN Motion Studio」 でモーションの編集・調整することで、誰でも安心してモーションキャプチャーの制作に取り組むことができます。

ソリューション
UI/UXチームは、mocopi プロフェッショナルモードでキャプチャーしたリアルな全身の動きをモーションデータを元に分かりやすいチュートリアルを作成しました。それにより、例えばパンチやしゃがむといった全身を使った操作をユーザーに体験してもらいやすくなりました。
mocopi プロフェッショナルモードはモーション制作のパイプラインにスムーズに組み込め、UI/UXチームが外部のモーションキャプチャーのデータや大掛かりなスタジオを使わず、自由にジェスチャーのチュートリアルを録画、修正、実装できる点が評価されました。
Kluge ではUXクリエイターが空間コンテンツや没入型インタラクションの制作にもかかわる必要が出てきています。Unityなどのゲームエンジンに馴染みがないクリエイターでもmocopi プロフェッショナルモードは使いやすく、またクリエイターはXYN Motion Studioでアニメーションを編集、管理することができます。

成果
mocopiのプロフェッショナルモードの活用により、KlugeのUI/UXチームはアバターを使った全身没入型チュートリアルを作れるようになりました。空間コンテンツが増える中、UI/UXの開発者自身がフルボディモーションキャプチャーを活用することで、チュートリアルはもっと直感的になるでしょう。
もうアイコンとにらめっこしてUIを解読する必要はありません。実際のUI開発者が、手順を追って教えてくれます。
このように、mocopiのプロフェッショナルモードは、クリエイティブチームやUI/UXクリエイターの空間コンテンツ制作を支援し、今後より直感的な空間コンテンツの制作が増えていくでしょう。

「非常に迅速でした。また、私が普段使ってるツールに対応していたため、すぐモーションキャプチャーに取り組んで、必要なタスクに取り掛かれました。これまでは、モーションキャプチャーには何日もかかっていました。ちょっとした遅れでも、みんなの足かせになるため素早さは大事です。」
- Umez Lilauwala、Kluge Studios、リードUI/UXデザイナー
Kluge Interactiveについて
北米を拠点とするKluge Interactiveは、数々の賞を受賞しているXRスタジオです。直感的なジェスチャー操作のVRコンテンツを得意としており、中でも人気リズムゲーム「Synth Riders」はファンの間で広く知られています。
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